極悪ドラッグディラー麻薬王 パブロエスコバル(Pablo Escobar)の人生



こんにちは!
りん(南米大好きガール@RIN)です。

いきなりですが、この頃NETFLIXであるシリーズを見るのにはまっています!

名前はPablo Escobar
  ~El patron del mal~というシリーズで




コロンビアのメデジンに実際に実在した世界で10番目以内に入る大金持ちのドラッグディラーのお話。

なんとシーズン1で74エピソードまである…!

彼についての映画やシリーズはNETFLIXにも沢山あって特にナルコスというシリーズは世界的に有名でこのシリーズをきっかけに海外でも彼の歴史は有名になったそうです。

彼がいた最悪の時代にいなかったこのシリーズを見た子供たちはパブロをヒーローみたいに慕うものが増え、パブロTシャツやパブログッズが流行ってしまったみたい。

確かに彼は貧しい人々にお金や家を手配したらしいけど殺人犯には変わりないですからねえ。

私が見てるシリーズは固有物などは多少名前が変わっていますが、事件ごとに昔の本物の画像や動画がおりこまれているのでとても興味深いです!!

さて、

内容をざっくり紹介したいと思います。

シリーズはパブロの幼少期から始まります。

彼は幼い時から悪知恵が働くいたずらっ子だったよう。

そこですごいのがパブロ母。

息子のいたずらが発覚して学校に呼び出された母は”やるなら完璧にばれないようにやりなさい”とそう叱ってました…

ばれなければいいんだ(笑)

そんなパブロが成長するとお金持ちの密輸ビジネスマンのもとで働くことに。

もうこの時点で悪知恵がすごい!

少しして自分のビジネスでもっと稼げる仕事は何かと考えるようになり、ここでコケインの売買に手を出します。


アメリカにここまでの量のコカインを輸出できたのはパブロだけだったといいます。

大金持ちになったパブロは自家用ジェット機だけでなくアシエンダ ナポレスという名のテーマパークを設立しました(彼の別荘でもあった)

中はとてつもなく大きく、動物園まで入っているそう。

現在でも入園することが可能だそうです。




お金持ちになり成功したパブロはビジネスだけでは物足りなくなり政治家を目指すことに。

しかし過去にドラッグ売買で捕まった経歴がばれ辞退させられることに…

ここからパブロが暴走し始めます。

沢山の政治家、警察大佐、大統領候補者など自分に歯向かうものは容赦なく暗殺していきます。

当時、そんな恐ろしいパブロに恐れることなく書き続けた新聞会社の社長も暗殺されました。
       

この建物も後に爆破されます。

                          

ライターには5人の息子、7人の孫がいた家族をとても愛していた人で、悲しいことになんと殺されたのはクリスマスの直前だったそうです。

私がボゴタに遊びに行ったときに訪れた広場の目の前の裁判所にもテロリストが訪れ都心のど真ん中に戦車が何台も突入し大きな事件だったといいます。

(シリーズの映像)

(実際の映像)


(ボゴタに訪れたときの写真)

何も知らずにいたあの場所にそんな暗い歴史があったなんて思いもしなかったのですごく考えさせられました…

パブロは絶対の力を持っていてビジネスパートナーであったドラッグディラー、暗殺グループのリーダーでさえ彼には絶対服従で彼を裏切ったものは仲間であったとしても殺されました。

パブロの下で働いて生き残ったのは数少なく、その中で生き残ったジョン・ハイロ・ベラケズ、通称ポペジェは現在刑務所からもう出てているそう。

彼はパブロの元愛人に恋をしたのがばれ、自らの手でその彼女の射殺を強要され、実行しました。

そんな凶悪殺人者だったパブロにも奥さん息子、娘がいて家族への愛はとても強かったそうです。

家族のいる実家に爆弾を仕掛けられ家族を失いそうになってからは更にパブロの暴走は加速し罪のない民衆も皆殺しにしました。

パブロエスコバルは沢山の人を殺し人々は恐怖におびえて生きたそうです…

中にはパブロは貧乏な人を助けたから良い人だという人もいるけど、私はそれは絶対違うし間違いなくコロンビアを最悪の状態に落とし行ったのは彼のせいで許してはいけないと思います。

この間違いを活かし今コロンビアは変わってきていると言います。

前に書いたブログでもパブロの生まれ育ったメデジンの歴史に書いていますが、あの辛い過去があったから今小さな幸せを感じられるとコロンビア人は言います。

→前回の記事

パブロの息子はまだ生きていてパブロの死直後は国にリベンジを誓ったそうです。

しかし

現在は考えを変え父パブロの間違いを繰り返してはいけないとコロンビア中を演説して回っているそうです。

パブロの財産や映画などの著作権のお金はすべて政府に盗られてしまっているそうですが、そのお金はパブロの被害者や亡くなった家族に与えられるべきだとその息子は主張しています。

私もそうなって欲しいと強く願います…!

パブロの歴史はまるで今のベネズエラの現状みたいで見ていてとてもつらいです。

ベネズエラではほぼ内戦状態で政府に反抗するものは殺されてしまうそうです。

なぜ人々は過去の過ちで学習しないのでしょうか…。

人の独占したい、支配したいという欲は本当に怖いですね。

早く世界に平和がおとずれますように…