今回は南米に来てラテン人の彼と過ごしたり他の人たちを見て思った
日本と南米の恋愛観の違いについて書いてみようかと思います!
南米と日本の恋愛観の違い
愛情表現
日本と南米では愛情の表現の仕方が違います。
日本では愛情を直接的に表現するというよりかは、相手への思いやりや優しさを重視すると思います。
毎日の言葉やスキンシップでの表現は少ないかもしれませんが、
記念日やイベントでプレゼントやサプライズをするのが好きな人が多いかと思います。
しかし南米ではとにかく言葉やスキンシップをすごく大切にします。
日本では”愛してる”という言葉はすごく重い言葉だと思います。
愛しているよりかは”大好き”がよく使われますよね!
しかし、スペイン語には愛してるという意味の言葉が沢山あります。
スペイン語での愛の表し方
Te quiero.
→直訳するとあなたが欲しい。意味的には好きです。
Te quiero mucho.
→大好き
Te amo.
→愛してる
このように”愛してる”にもレベルがあるのです。
昔まだスペイン語が分からなかったころ友達に特に深い意味もなくフランクにlove you!
と言いたかったのにte amoを使ってしまってちょっと気まずくなってしまった経験がありました(-_-;)笑
te amoは恋人や家族などのすごく近い人にしか普通使わないそうです。
そして”愛している”という言葉以外にも愛情を表現する言葉が沢山あります!!
No puedo vivir sin ti.
→あなたがいないと生きていけない
Te extraño.
→恋しい、寂しい
Soy nadie sin ti.
→あなたがいないと自分に価値はないんだ
Me muero sin ti.
→あなたがいないと死んじゃう
Mi reina/ mi rey
→僕の女王様/私の王様
などなど書ききれないほどたくさんあります。
これは男の人も女の人も言います。
しかし最後の方のmi vida, mi amor, mi tesoroなどは、恋人じゃなくても他人にcariño(愛情)を表すために普通に使っている人たちもいます。
呼び方
後は、恋人は amor と呼び合うのが一般的です。
英語圏でいうbabe,darlingのようなな感じです。
愛の言葉を伝え合うのは南米人にはとても大切なこと。
その時に思った気持ちをありのままに表現します。
「愛してる」なんて言わなくても分かる。
ではなく、言いたくて仕方がない!という感じでしょうか?笑
スキンシップもとても一般的で人前など関係なくハグやキスをします。
友達と話していてもハグしてきたりほっぺや頭にチューをしてくることも普通なのです。
彼らにとってスキンシップ=愛情表現なのです。
でもなぜ、こんなにも日本ではハグが浸透していないのでしょうか?
そもそも昔、西洋では相手に「銃を持っていませんよ」
ということを確認し合うために握手やハグが始まったと言われているそうです。
逆に刀を使っていた日本の侍たちは距離を保つ”お辞儀”が広まったからだそう。
日本では”奥ゆかしい(慎み深く上品で魅力的)”という言葉を今でも大切にしているため
ある程度の相手との距離感は奥深くて上品という考えになったのかも知れませんね!
気持ちの伝え方
南米ではスキンシップ以外にも自分を表現することが多いです。
自分の気持ちにとても正直で楽しい時は踊りだしてしまったり、悲しい時は男性でも泣きますし怒った時はおもいっきり喧嘩します。
カップルでも喧嘩をたくさんします。
激しい人はすっごい激しいです。笑
でも、その時にお互いに不満をぶつけるので後はスッキリするのでまたラブラブに戻るのです。
喧嘩はやはり世界共通で女の人の方が強いと思います。笑
日本でも最近は女の人も不満があれば伝えている人が多いと思いますが
まだ、自分にその不満を秘めて我慢している人たちもいるのも事実だと思います。
その分、南米の人はその都度不満を伝えるので逆に問題にならない、
または問題が大きくなる前に解決することができるのかもしれません。
性に対して
南米の人たちは性に対してオープンすぎるくらいオープンです。
日本でも下ネタという言葉はありますが、そんなのは可愛いほどかなりえぐい話を平気で男女問わず友達同士で話します。
グループチャットで下ネタの画像が飛び交うこともよくあります…
とにかくそのような話題が大好きです。笑
ラテン音楽のレゲトンという種類の音楽は結構セックスについての曲が多いです。
ミュージックビデオもまるでポルノ?と見ていて恥ずかしくなってしまうものまであります。
以前、母にレゲトンのPVを見ていたら「なんて治安悪い曲なの!?」と驚いていました。笑
南米の家族の形
性に対してとにかくオープンで14歳、15歳の女の子がお腹を大きくして歩いていたり
子持ちだった。なんてことは南米ではよくあることなのです。
だから南米の人は若くして子持ち、片親で育った、再婚相手に子供がいる。など驚くことではありません。
なので子持ちのパートナーの子供を自分の子供のように愛する人たちがたくさんいます。
母、父、子供。というだけが家族の形ではないのです。
やはり南米の人は浮気性?
正直、浮気、不倫もとても多いです。
彼らにとって”まさに浮気は文化”
男の人も女の人も amante(愛人)がいることが多いのでご注意…。
私の知り合いも一度に5人くらいの女性と関係を持っていました。
そのうちの半分の女性が他に女がいること承認で付き合ってたというのだから
びっくり。
そのくせに、とっても嫉妬深い彼ら。
他の人に自分のパートナーのことを話すときMi mujer(私の女)、Mi hombre(私の男)など
私のという言葉をよく耳にする気がします。
しかし、この点は日本にも浮気性の人たちはたくさんいるし、南米にも一人の人だけを愛する人たちも沢山いるのでこの辺は南米だから、日本だから、とは簡単に言い切れません!
好きになる女性のタイプ
日本では細身で色白の女の子が人気ですよね!!
性格も大和美人的な優しくて控えめで、男の人をたてられる子がなんだかんだ人気だと思います。
しかし南米では体のボリュームやボンッキュボンの女性が魅力的と言われます。
そのせいか、南米で特にコロンビアではおしりや胸を大きくする整形手術をする人が多いみたいです。
ズボンもおしりを強調するようなピタっとしたジーンズやレギンスを好む人が多いです。
また、カルタヘナにはアフリカ系黒人と白人の間の子供が多いので、ミルクチョコレートのような色の肌のことをモレナと呼びます。
真っ白よりも少し色が入った小麦肌の人が男性も女性も魅力的だと言われるみたいです。
結婚後の考え
日本では結婚後、ある程度子供が育つと恋愛感情でパートナーを見るというよりも
”家族”となり、あまり異性を意識することはないと思います。
部屋も別々にしたりスキンシップもなくなりますよね。
しかし、南米では結婚してもいつまでも男と女の関係でいることが多いです。
よく結婚何十年目のカップルでもハグしたり手をつないでたりしているのを見ました。
子供ができても月の何回は夫婦水入らずの時間を作るのが一般的です。
おばあちゃんになってもずっとラブラブでいられるカップルは私の憧れです♥
しかし、離婚が多いのも南米。
すごくラブラブだなあと思っていると再婚相手だったなんてことも良くある話。
ずっと女・男として生きていくことを優先する南米人と
今の家庭を守ろうとする日本人。
正直どちらがいいかは簡単には言えませんよね…。
一番良いのは1人決めた人とずっとラブラブでいられること!
問題があれば南米人のように話し合えばよい。
そして日本人みたいに相手を思いやり続けることができれば幸せな結婚ができるのかな?
以上、南米と日本の恋愛観の違いでした。
どちらが良いか悪いかは人によりますが、
他国の違った文化や考え方を取り入れるのもたまには良いですよね!
参考になったらうれしいです(*^-^*)