南米での貧乏生活 水が止まるのは日常茶飯事!?


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こんにちは。
りん(南米大好きガール@RIN)です。

私はコロンビア留学中に出会ったベネズエラ人の彼と南米チリに住んでいるのですが、

その前にオーストラリアにワーキングした時にカフェ、ベビーシッター、ファームでイチゴ採り、パッキングで約100万円ほど貯金しました。

そのお金のおかげでコロンビア行きの飛行機代、語学学校代、生活費などをまかなってきたのですが…

やはり何事にも終わりはある

ということで、今は南米で貧乏生活しています💦

南米は格差社会がひどいため

大抵観光地になるような場所は南米の中でも栄えていて
治安も割と良いことが多いです。

しかし、本当は「観光で見る南米」が全てではないのが現実です…。

今回はそんな部分の南米生活についてシェアしたいと思います!





*目次*
1.ローカルで働く
2.家が借り住宅みたい
3.節約のために
4.最後に




1.ローカルで働く



働くと言ってもアルバイトなので就職というわけではないです。
会社勤めの人がどのくらいもらえているのかは分かりません。

コロンビアではレストラン、チリではアクセサリー屋さんで働いたのですが、

とにかく 給料が安い!

日本やオーストラリアは時給で支払われますが
南米では日給か月給のようです。

一日10時間ほど週6日で働いたとしての比較を
お見せしたいと思います。

仕事によって差はあると思いますがこんな感じ。

コロンビア 
日給 24.000ペソ(約900円)→1カ月 624.000ペソ (約2万3000円)
チリ    
月給 300.000ペソ(約5万200円)
日本    
時給 1000円 →1カ月 24万円
オーストラリア  
時給 20AUSドル(約1600円)→1カ月 5200ドル(約42万円

確かに物価も違いますがこんなにも違うのです!!

日本でバイトで一日10時間週6日働くのは
バイトリーダーくらいだと思いますが…(笑)

でも南米で生きていくためには
そのくらい働かないと生きていけないのです。


2.家が借り住宅みたい



コロンビアでは元彼と一緒に住み始めた頃は
なんと1LDK もない1K のアパートに

寝室(ドアなし)のダブルベッドに彼の妹、友達。

キッチンにあるシングルベッドに彼の甥っ子、
その隣にマットをひいて私と彼。

5人で住んでいました。

ちなみにトイレにはドアはなく布で覆ているだけ。



そのころに比べたら大分今の生活は充実していますが、

現在は借り住宅みたいな、いかにも手作りなんだろうな。という

ダブルベッドを置いたら部屋がいっぱいになってしまうくらいの部屋が

13部屋連なった所に住んでいます。



ハエが大量発生しているのでドアの両側に
ハエとりテープ設備してます。(笑)




こっち側に7部屋


こっち側に6部屋





トイレは2個あって外にコンロ、手洗い場(皿洗い場)、
洗濯機がシェアするようになっています。




そして私たちの方のガスの機械がここにつながっているため
誰かが手や皿を洗ったり洗濯機を使うと
温かい水が全く出なくなります。笑


 共同トイレは鍵がないと入れません。


共同手洗い場。よく食べ物が詰まって水が流れないことも…


洗濯した服はみんな、ここに干します


ここには、チリ人、ベネズエラ人、ペルー人、
コロンビア人、ハイチ人が住んでいて

家族やカップルが多いです。

全員合わせると大人24人、子供が2人、赤ちゃんが3人!

だからトイレ、皿洗い場がとにかく競争状態

洗濯機をつなげられる場所が一つしかなく
平日は夜の10時、金土日は夕方の6時までしか

使えないので服を洗濯しそびれると着れる服がな~い!
ってことにもなってしまうのです。



ちなみにチリではガスは電気、水代とは別で
ガスボンベを個人で買って使います。





なので毎回、温かいお湯でシャワーが浴びたいときは
このボンベを持って行って

自分で接続して、終わったらまた部屋に持っていかなければいけません。

この頃はオーナーがけっちってお湯が出るモーターを電気ではなく
電池に変えたせいで

お湯の出が悪くなりました…(笑)


それでもコロンビアではよく停電、
水が一日出ない日など日常茶飯事だったので

それよりかはましです(笑)

ちなみにそういう時は前日にいくつもオケなどに水を溜めておいて

そこから料理、トイレ、シャワーなどに使います。


3.節約のために



私と彼は今年中にお金を貯めて日本に帰る目標があるのですが、

少ない給料の中で貯金をするのは中々大変です。


外食はほぼしない



この4カ月で外で食べたのは2回だけで

食べたのもホットドッグとポテト。


安く手に入るなら少し遠くてもそっちのお店を選ぶ



家の近くにスーパーはありますが市場で買うより3倍近くするので

そこではどうしても、という時でないと買いません。

やはり市場にはフルーツ、野菜、お肉までとてもお安く手に入ります。


例えば、サクランボは1キロ105円ほど

イチゴも140円、
アボカドは300円ほどで手に入れることができます!

料理する時は野菜を多めにしてお肉を節約



お肉も鶏もも肉なら1キロ450円くらいなのでそこまで高くはないですが

なるべく野菜を多めに入れたりトマトソースと一緒に煮込んだりして量を増やします。

友達がひき肉を料理する時は水で煮込むことで量が増えると言っていました。


今はほぼ毎日お肉も食べれますが、

コロンビアにいたときはお肉は中々買えず

毎日、卵かプラタノの選択肢で
鶏肉がすごくご馳走に思えたほどでした。

ベネズエラの貧しい家庭では

プラタノの皮を細かく刻んで
ひき肉みたくして食べる家庭が多いそうです。


あるお話で

男の子が母親に
「自分の街のご近所さんはみんなお肉が食べられないのに、

なんで自分の家はいつも食べれてるの?」と尋ねました。

母親はなにも言わなかったけれど

実はその男の子が食べていたのは本物の肉ではなく
プラタノの皮だった。

という話があります。

貧しいけれどその母親は子供が悲しまないように嘘をついたのですね。

4.最後に



南米に住んでお金があまりなくて辛いと思うことも正直あります。

日本で何不自由してこなかったのに急に環境が変わったのですから。


しかし、毎日外食できないからたまに食べるホットドッグで。

100円のアイスクリームですごく幸せな気持ちになれます。


生活するときも沢山の人と一緒にシェアしないといけません。

トイレに行きたいのに混んでる。近所の赤ちゃんが全然泣き止まない。

夜中に喧嘩の声が響く、家のルールが多すぎる…


たまにはイラつくこともあります。


しかし、昔の日本のご近所さんみたいに

困った時は助け合える存在です。

油が足りないからご近所さんに借りよう。

ご近所さんにトマトをあげたらビールを分けてもらった。



ここに住む赤ちゃんはみんなに愛されていて近所の人に

時には遊んでもらったり、叱られたり

そんな今の日本ではあまりできないご
近所付き合いが南米ではまだすごく強いです。


おしゃべりな南米人はみんな私を見かけると
"VECINA~(ご近所さん)"と言って

笑顔で話しかけてくれます。


今まで外食したり電気、ガス、水があることが普通だった私ですが

南米に来て南米人達に出会い、彼らと一緒に生活することで

当たり前が当たり前ではなかったことに気づけました。



日本では、少なくとも私の周りにはあまり他人の助け(金銭面)がなくても

生きていける人ばかりだったのであまり”分け合う”ということを

知りませんでした。



自分がある程度物を持っていて十分にあるものを誰かにあげるのと

自分もきつきつの状態で分け合うのは気持ち的に正直大分違います。



どこかで欲深い自分がいて”自分の方が大事”と思ってしまうのです。


しかし、彼らは躊躇なく少しでもあればそれを誰かと分け合うことができるのです。



気づかないうちに十分すぎる物を持ちながら生きてきた私たち先進国民は

充分=不足のない



充分=満たされている

に変わってしまったのだと思います。

私たちも彼らみたいにもっとシンプルに

少ない欲で生きられたらもっと沢山の人と
幸せを分かち合えるようになるのだろう。

と思います。

私もまだまだ欲の塊ですがもっとシンプルに生きていきたいです…。



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