こんにちは!
皆さんはメキシコが舞台となった映画、リメンバーミーはもう見ました?
映画にはカラフルな景色が映し出されとっても可愛かったと思います。
その中でもアクセントになっているのが、あのカラフルな動物だと思いますが、
皆さんは映画リメンバーミーに出てくるカラフルな動物がメキシコに実際に存在する文化だったと言うことを知っていたでしょうか?
アレブリへとは
あのカラフルな動物たちはアレブリへというメキシコの有名な伝統工芸です。
アレブリへはメキシコ木の一種であるコパルという木からできています。
製造時間は、大きさによりますがコパルの木材の収集から約30日です。
木を乾かすのに15日間、枝の形状に応じたアレブリエの姿の彫刻と微調整、また色塗りのプロセスが必要となります。
プロセスは、一つずつ手作業で行われ、最大3人の異なる職人に作業を分けられて作成されます。
アレブリへの意味
色やデザインにはそれぞれ象徴する意味があります。
例えば、緑は自然と共感に関連付けられており、ピンクは愛を象徴する色、
オレンジは否定的な感情を解放するために使用され、黄色は喜びと贅沢を表現しています。
また、一つの作品に人、自然、ビル、海などを象徴するデザインを組み込ませて、人は自然と一緒に暮らしていくというような意味を表現しているものもあるそうです。
色やデザインはそれぞれのアーティストが心を込めて決めているそうで作品はユニークなものになります。
アレブリへの歴史
伝統といってもその歴史は意外にも浅く、1975年にそのドキュメンタリーが取り上げられてから有名になっていったそうです。
始まりはメキシコシティー出身のPedro Linares López(ペドロ リナレス ロペス)さんが重傷の病気になって見るようになった不思議な夢がきっかけとなりました。
病気が良くなったペドロさんは、自分の夢で見た不思議なカラフルな動物たちをアートで再現しはじめたそうです。
アレブリへ工房
先ほども話したように、アレブリへは手作りでできており、職人さんたちが時間と心を込めて作ります。
メキシコのオアハカ州では、アレブリへの工房に実際に行き見学できるツアーもあります。
ツアーではアレブリへ作りのプロセスの説明と体験ができるのでお勧めです!
オアハカのダウンタウンではローカルツアーも売られているのでぜひ聞いてみてください。
以上、メキシコの伝統アートでした。
アレブリへを見かけた際には意味を考えてみても面白いかもしれません!