映画ミラベルと魔法だらけの家(Encanto)で学ぶスペイン語


みなさん、こんにちは。

皆さんはディズニー映画、ミラベルと魔法だらけの家はもう見ましたか?

英語とスペイン語版ではEncantoという名前で知られています。

Encantoとは英語でいうEnchantmentで魔法にかかった、魅力的なという意味になり、映画のテーマにピッタリになっています。

前回はメキシコが舞台になっているリメンバーミに関する記事を書いていますが、今回のEncantoはコロンビアが舞台になっています!

さて今回はそんなEncantoに出てくるスペイン語の意味やコロンビアの文化についてご紹介したいと思います。

覚えておきたいスペイン語

Casita (カシータ)

Casa + itaの組み合わせで、casa(カサ)というのはという意味です。

ita/itoは小さい、少ないことを表現したり愛情表現として非常に良く使われます。

今回はcasAと単語がAで終わり女性名詞であることが分かるためitaの方が使われます。

例えばBrunoは男性で男性名詞なのでBruno + itoでBrunitoとなります。

Corazón (コラゾン)

心臓、ハートという意味ですが英語でいうSweetheart(スイートハート)のように愛情を込めた呼び方として使われることも多々あります。

また映画でも使われるMi vida(ミ ビダ)は直訳すると私の命(人生)と日本人には重く感じる意味ですが、Corazónと同じく愛情表現であらわすあなたという意味になります。

良く使われるフレーズ

Gracias (グラシアス)

このフレーズは1番初めに覚えてほしいスペイン語で、ありがとうという意味です。

また、英語でいうThank you very muchはMuchas gracias(ムチャス グラシアス)にあたります。

Por favor (ポル ファボール)

Graciasの次に覚えたいのがこのPor favorでお願いしますという意味です。

英語のPleaseと同じようにPor favorが使えないと無礼な人だと思われてしまうので、注文したい時、何かを頼みたい時は必ずPor favorを使えるように練習しておきましょう!

Perdón (ペルドン)

また、すみませんという意味のPerdónも覚えておきたいフレーズです。

謝りたい時によく使われ、意味はすみませんです。

似た意味でDisculpa(ディスクルパ)Lo siento(ロ シエント)がありますが、
DisculpaはPerdónとほぼ意味は変わらず、すみませんです。

ただもう少しインフォーマルに使われ自分のせいではないけれど何か起こってしまって謝りたい時、または注意を引きたい時に使われます。

Lo sientoに関してはごめんなさいという意味ですが、ラテン文化では日本のようにすぐ謝るようなことはなく使われるほとんどの場合は相手の悲しみを共有する際のお気の毒ですの意味で使われます。

Epa (エパ)

Epaは話し言葉で色々な意味で使われますが以下の意味で使われることが多いです。

①Hey

¡Epa! ¿Qué estás haciendo?
おお!何してるの?

ねえねえ、のように普通に話を聞いてもらいたい時はOyeが使われますが、テンションが上がってるときや驚いた時にEpaが使われることが多いと思います。

②Wow

¡Epa! ¡Me encanta tú actitud!
ワー!君の(ポジティブな)姿勢が好きだよ!

Vaya,vaya (バジャ バジャ)

英語でいうWell,wellやWowという意味で驚いた時に使われます。

¡Vaya,vaya! ¡No sabia que podías hacer eso!
へー!そんな事ができるなんて知らなかったよ

Miercoles (ミエルコレス)

直訳すると水曜日ですが、これは本当はmierda (くそ)という悪い言葉の置き換えで使われています。

A bailar (ア バイラール)

踊りましょうという意味。

Bailarは踊るという動詞で a+不定詞~しましょう、または~しなさいという意味になります。

Perfecta (ペルフェクタ)

完璧という意味です。

映画ではミラベルが妹のイザベラに対して皮肉でSeñorita perfecta Isabelaと完璧なイザベラさんと言っています。

Felicidades (フェリシタデス)

おめでとうという意味です。

ちなみにFelicidad (フェリシダッド)のみでは幸せという意味になります。

Sana sana colita de rana (サナ サナ コリータ デ ラナ)

このフレーズは日本でいう痛いの痛いの飛んで行け―のような意味で、

Sana, sana colita de rana Sino sana hoy, sanará mañana. 
カエルのしっぽ、早く治れ、今日治らなくても明日には治るさ

オタマジャクシからカエルになりきれずしっぽだけ残っている姿と怪我した場所をかけた子供に言うおまじないです。

コロンビアの文化

Encantoの映画にはコロンビアの文化を学べる場面が非常にあるんです!

指鳴らし


アントニオがギフトをもらう場面でアントニオがトラに乗って部屋を走り回っているのを見てカミロが指を鳴らしていましたが、

実はこのジェスチャーは中南米では非常によく見る場面なんです!

このジェスチャーは驚いた際に使われ、ポジティブまたはネガティブどちらの場面でも使われます。

民族衣装


コロンビアの民族衣装はスペインの植民地であったことが影響しており、女性は上半身は肩だし、長いスカートは非常にカラフルで非常に可愛いですよね!

Arepa (アレパ)


すり潰したトウモロコシから作る伝統的な薄焼きパンで、コロンビアやベネズエラを中心に様々な国で食べられています。

コロンビア内でも地域によって食べられ方は異なり、焼かれたり揚げられたり様々です。

また、 チーズやクアハーダ、肉、アボカドなどを添えたり、中に挟んでサンドイッチのようにして食べられます。

コロンビアの代表する歌手

また、映画では沢山の素敵な歌が出てくると思います。

そんな曲は実はコロンビアで非常に人気な歌手たちが歌っているのです。

Sebastián Yatra - Dos Oruguitas


Sebastián Yatra (セバスチャン ジャトラ)は特に若者の間で大人気なイケメンレゲトン歌手でコロンビアのメデジン出身です。

Carlos Vives - Colombia, Mi Encanto


Carlos Vives (カルロス ビベス)はコロンビアの代表的な歌手でコロンビアの伝統的な音楽であるバジェナートの現在の王様です!

この曲ではコロンビア愛が詰まっていて聞いているだけで楽しくなってきちゃいますよね!

実在する景色


Encantoの映画にはカラフルなシーンが多いと思いますが、実は中には実際に存在する景色が再現されているのです!

ココラ渓谷


マドリガルファミリーが住む町の背景に見える背の高ーいヤシの木が印象的だと思います。

実はこの高いヤシの木はsalento (サレント)という町にあるココラ渓谷に行くと見ることができるのです!

サレントにはヤシの木だけでなくカラフルで可愛い街中でお土産を買ったりコーヒー農場の見学ツアーに参加することができます。

カーニョ クリスタレス川


また、映画の感動的なシーンであるCasitaが崩れ落ちマリベルが泣いているところにAbuelita (おばあちゃん)が自分が悪かったと仲直りする場面に出てくるカラフルな川も実は存在するのです!

全長100kmの川「Caño Cristales(カーニョ・クリスタレス)」は、川の水がカラフルに変化する世界一美しい川と呼ばれており

コロンビアにあるSerranía de la Macarena (シエラ・デ・ラ・マカレナ)国立自然公園を流れます。

また、カラフルに色が変わるため「虹色の川」や「7色の川」とも呼ばれます。

まとめ

以上、映画Encantoにまつわるスペイン語、コロンビアの文化でした!

メキシコが舞台となった映画リメンバーミーに関する記事も書いていますので良かったら読んでみてください。
川と呼